商業簿記を深く知ろう!!

 前回は簿記の概要について大まかに説明しましたね。その中で出てきた商業簿記をより詳しく説明していこうと思います!

簿記を構成する5つの要素(資産,負債,純資産,収益,費用)

 簿記を学ぶ上で欠かせないのがこの5つの要素!企業のお金ものをこの5つにグループ分けして、整理していきます。

  • 資産:企業が所持しているプラスの財産
       例:現金、売掛金、土地、建物など
  • 負債:企業が負っているマイナスの財産
       例:借入金、買掛金など
  • 純資産:資産から負債を引いた真に所持している財産
        例:資本金、利益剰余金など
  • 収益:企業の運営により得た収入
       例:売上、利息など
  • 費用:企業を運営するためにかかった支出
       例:仕入、給料、消耗品など

 以上5つが大きな要素となり、それぞれの要素がどのようにグループ分けされるかも簡単にまとめました。いきなりグループの中身まで覚える事は大変ですね、、最初は「5つに分けられるんだ~」くらいの認識で大丈夫です!
 次はこれら5つの要素をどのように使うのかを説明していきます。

商業簿記とは一言で「決算書」を作ること!

 商業簿記の目的は「決算書」を作り、企業の財務状況や経営成績を明らかにすることです。学校で先生が生徒の通信簿を年単位で作成するイメージです。決算書には2種類あり、「貸借対照表」と「損益計算書」があります。この二つについて解説していきましょう!

貸借対照表(B/S)

 貸借対照表とは、企業の所持している財産(資産)や負っている借金(負債)の詳細を表したものです。そして、この資産と負債の差額は自身の真の資産(純資産)といえます。
 この詳細を財務状態といいます。一言でまとめると、「貸借対照表」とは財務状態を表した報告書ということです。

 イメージしやすいように個人で考えてみましょう!
たかしさんは3,000万でマイホームを買いました。(資産:3,000万)
たかしさんはマイホームを買うために2,000万の借金をしました。(負債:2,000万)
たかしさんは頭金として1,000万用意していました。(純資産:1,000万)

損益計算書(P/L)

 損益計算書とは、企業が稼いだお金(収益)とそのために費やしたお金(費用)から、その年の利益を算出するためのものです。この結果を営業成績と言います。つまりは、営業成績をまとめた報告書ということです。

 こちらは八百屋で例えてみましょう!
A店は野菜を30万円分購入しました。(費用:30万)
A店は上記の野菜を50万円で販売しました。(収益:50万)
これによりA店は20万の儲けを得ました。(利益:20万)

複式簿記

 ここから実際に帳簿へ記入する方法とルールを解説していきます。
一般的に簿記と呼ばれるのは複式簿記のことで、特徴としては右側(借方かりかた)と左側(貸方かしかた)の2つに分けて記録していきます。

 例を挙げましょう!
企業Aは経営のために現金1,000万円を借金しました。

借方       貸方
 現金 10,000,000 / 借入金 10,000,000

 このように記録を繰り返していきます。
 起きた取引を借方、貸方に分けて記録することを「仕訳」といいます。今回は1行ですが、取引内容によっては2行、3行になることもあります。

 仕訳をする際には、「現金」や「借入金」など特定の名前を用います。これを「勘定科目」といいます。勘定科目は種類が多くて覚えるのは大変です。(私も覚えきれてないです、、)けれども「現金」のように、簡単なものも多々あるのでのんびり覚えていきましょう!

 仕訳のルールとしてもう一つ重要なことがあり、借方と貸方の金額を一致させる必要があります。
もう一つ例を挙げましょう。
1.八百屋Aは野菜を50万円仕入れました。

借方     貸方
仕入 500,000 / 現金 500,000

2.八百屋Aは上記の野菜を80万で売り現金で受け取りました。

借方      貸方
現金 800,000 / 仕入  500,000
          売上  300,000

このように借方と貸方の金額を一致するようにします。
(現金などの資産は借方におくとプラス、貸方におくとマイナスになります。このように左右によって増減を表します。詳しくはまた別で解説します。)

まとめ

 今回は、商業簿記を簡単にまとめてみました!ポイントとしては、
・資産、負債、純資産、収益、費用の5つの要素
・貸借対照表と損益計算書
・複式簿記と仕訳
 大体の流れを把握して貰えましたでしょうか?
 1回で理解することは難しいでしょう、、簿記の学習は繰り返し繰り返し練習し、慣れることが一番の近道です!ここまで読めば1歩目を踏み出したようなものです!次回からは実践的な内容を書いていきたいと思います。頑張りましょう!

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