簿記とはお金の流れを記録すること
簿記とは、個人や会社の「お金の成績表」を記録する一連の流れのことです!この「お金の成績表」を財務諸表といい、所持している資産や借金、利益を記します。
簿記では日々のお金の動きを記録していく必要があります。この記録するものを「帳簿」といい、”帳簿”に取引内容を”記入”していく「帳簿記入」の略称が簿記といわれています。
簿記の資格
簿記の資格には、1級~3級があり、2,3級は年3回の筆記試験か毎月のネット試験によって受験することが出来ます。
1級は少々特殊で、年2回の筆記試験のみの受験となっています。
2,3級の試験
筆記試験は6月、11月、2月の3回
ネット試験は筆記試験と、年度初頭との前後1週間ほど以外で各テストセンターによっていつでも受験できる
お近くのテストセンターですぐに受験できてとてもお手軽な資格になってます!
1級の試験
6月、11月の統一試験のみ
1級は会計に関する応用的な知識を求められるため、かなりレベルが高く、平均勉強時間も2,3級に比べかなり長くなります。しかし、税理士を目指す方や、会社の経理を担当するような方は重宝する資格になります。
簿記1~3級の試験内容
- 3級…商業簿記
- 2級…商業簿記、工業簿記
- 1級…商業簿記、工業簿記、会計学、原価計算
1級は勉強する内容がとても多いですね…
商業簿記って?工業簿記って?上記の試験内容についてもっと掘り下げていきましょう!
商業簿記
企業の生産、分配、消費等の経済活動を記録し、会社の財務状態や経営成績、つまりお金の流れを明らかにする方法
工業簿記
製造業における簿記で、生産過程を効率的に管理し、材料費や人件費などのコスト計算を行う方法
会計学
企業の経済活動を記録・分析し、財務情報を提供するための学問
原価計算
製品やサービスの製造・提供にかかるコストを追跡・管理するための方法
終わりに
初めて簿記を学ぶ人にとっては、習得するまでにとても長い時間がかかります。けれども、簿記の知識はどの会社においても必要になりますし、個人の生活でもお金の動きを管理する事にも使えます。ですので、将来の自分への投資として簿記の資格を取得することは決して損することはないとは思います。
スタートラインは誰だって同じです。違うのは始めるタイミングだけです。
